桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「二次的被害」

2024年01月11日 (木) 19:44
 東日本大震災の時もそうだったが、能登半島地震でも、物資不足や衛生環境の悪い避難生活による二次的な被害が広がっている。災害関連死も確認されており、改めて犠牲になられた皆様、そのご遺族の皆様に衷心より哀悼の誠を捧げます。

 政府でも対策を講じているが、支援物資を送るのと同時に、被災者の避難場所を温泉旅館等に移すことが非常に大切である。体育館や公民館などの避難所では、どれだけ環境を良くしようとしても限界がある。それよりも、設備の整った場所に移っていただいたほうが更なる被害を防ぐことができる。

 それだけではない。北陸の温泉旅館等ではキャンセルが相次いでおり、国がこうした施設を借り上げて避難所とすることで、旅館と被災者をともに救うことができるのである。政府としてもこの方針は早期に共有されており、動きが進んでいる。

 冬場の災害では、低体温症候群によって命を奪われる方が多数出てくる恐れがある。実際に被災地では雪が降って寒さとの戦いになっている。被災者の方々により安心して過ごしていただけるよう努めていきたいと思う。