桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「財務金融部会長に就任して」

2024年01月01日 (月) 12:00
 国会議員となって勤続25年の節目を迎え、昨年2月8日の本会議で永年勤続表彰を受けることができました。これもひとえに私を支援してくださっている皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。

 また、自民党に所属して2年目に入り、党の財務金融部会の部会長に就任させて頂きました。当初はどの程度仕事ができるのかよく分かりませんでしたが、想像以上に権限のある役職で、様々な仕事をさせて頂いています。

 例えば、中小企業の資金繰り支援の充実です。コロナ禍が落ち着き、経済活動が再開しつつあるとはいえ、多くの中小企業は未だに資金繰りに困っています。そこで、借り入れたお金を「資産」と見なすことができ、さらに返済に関しては金利だけを支払えばよい「資本性劣後ローン」という制度を拡充しました。また、医療政策では、医薬品不足の深刻化を受け、薬価改定を通じて薬の安定供給が図れるよう努めました。

 税制改正にも携わりました。財金分野の税制改正項目は多岐に渡り、様々な議論が行われました。例えば、生命保険料控除の拡充です。生命保険は人生の備えであり、特に、ひとり親家庭では、親が亡くなれば子どもが孤児になってしまうため、保険が大きな役割を持ちます。そこで、扶養する子どもがいる時には、控除の限度額を上げられるよう議論を進めました。

 また、相続税を納める時に、有価証券の物納が認められるよう働きかけました。相続税の基本は現金納付で、上場株券や公募投資信託を持っていても、わざわざ換金して納めなければなりません。これでは手間がかかりますし、大変です。そこで、それらの有価証券をそのまま納めることができるよう、制度の変更を求め、前向きな検討が行われています。

 その他に、大学病院改革も進めています。わが国の研究力は低下し続けており、この状況を変えるためには基礎研究・臨床研究の現場である大学病院のあり方を抜本的に変える必要があります。具体的には、大学病院を、基礎研究を中心に行うものと臨床研究を中心に行うものに区分けし、それぞれの特徴を活かしていくのがいいと考えており、財務省や文科省と折衝を続けています。

 私が自民党に移ることに対して、当時は様々な意見をいただきました。しかし、少しずつではありますが、政策を作れる立場になり、国を動かせるようになってきたことで、今は本当に充実した議員活動をさせて頂いております。社会の問題点は様々あり、これを1つ1つ解決していくだけではなく、グランドデザインを掲げ、わが国が元気になり、若い人たちが夢を持てる国となって行くように努めていきたいと思います。これからもご支援よろしくお願いいたします。