桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「ピンチはチャンス」

2017年11月02日 (木) 18:23
大混乱の中にあった民進党だが、一昨日の両議院総会で、大塚耕平参議院議員を選出し、新しい党の顔が決まった。党が一丸となって出直すためにも、代表選挙を行わないほうが良いと思っていたので、そのようになって良かったと思う。大塚新代表は、本当に大変だと思うが、頑張って欲しいと思っている。
 
今後民進党はどうなって行くのだろうか。月曜日に行われた全国幹事長会議では、民進党の地方組織の存続を求める声が多かった。一方で、再来年行われる統一地方選挙や参議院選挙は民進党で行うと考えている人は少ない感じもあった。
 
これらは矛盾しているように思えるが、今は混乱期にあるので、まずはとにかく安定させてほしいということなのだと思う。そして、安定してきたら、次のステップをどうするのか考えてみようということである。
 
民進党解党、そして希望の党への合流という一連の流れを作った小池都知事は都政に、そして前原前代表は無所属の議員として希望の党の会派に入った。心中はどうかわからないが、両者ともに何事もなかったかのように、次の道に進んでいる。
 
一方、落選した議員の多くは、次の展望を開けずにいる。現在は希望の党の所属メンバーではあるが、全員が必ずしも望んで入党したわけではない。民進党に戻りたいと考えている議員も多く、彼らの処遇を早急に考える必要があるのだと思う。
 
前途多難だが、政権交代可能な政党に生まれ変われるように、頑張っていきたいと思う。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充
 
 
 
 
 
 
 
 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書庄子です。
暦の上ではまもなく立冬、しかし今年は選挙もあってか、秋を感じる間もなかったように思います。秋の味覚の代表であるサンマ等の魚についても不漁だと話に聞くばかりでしたが、調べてみたところサンマに限らず、水産資源の状況は極めて深刻です。
国連食糧農業機関(FAO)の報告書によると、海洋漁業資源は世界全体で年々減少しており、「漁獲量が生物学的に持続不可能な水準にある資源」、つまり乱獲によって枯渇状態にある資源が約30%をも占めています。
2014年の世界の漁獲量は9,340万トン、資源が減っている状況ではこの数字を維持することそのものについても考える必要がありますが、そのうち最大で2600万トンを占めているともいわれる違法漁業にも向き合わなければなりません。(庄子真央)