桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「暴走を止められないのか」

2017年08月31日 (木) 20:38
一昨日、北朝鮮が発射したミサイルが我が国上空を通過した。世界の平和と安全を脅かす許しがたい行為であり、世界全体で圧力を加えなければならない。正しい情報を知らされていない北朝鮮国民には罪はない。許されないのは金正恩朝鮮労働党委員長であり、国連安全保障理事会で、金氏の行動を止めることはできないのだろうか。
 
金氏は、ミサイル発射は継続するとしている。今後も太平洋を目標に弾道ミサイル発射訓練を頻繁に行い、戦略戦力の実戦化、近代化を推し進めるべきだと指示した。このような危険な人物に対して、世界全体で制裁を加えるべきである。
 
話は変わるが、明日は民進党の代表選挙が行われる。前原候補と枝野候補、どちらが代表になっても、一致団結して戦える体制を取って欲しいと願っている。そして、政権交代の受け皿になれる政党に変わって行かなければいけない。
 
最後に、加計学園疑惑調査チームに、北海道大学の稲葉教授と加計学園問題追及法律家ネットワークの梓澤弁護士、中川弁護士にお越しいただいた。稲葉教授は29日、梓澤弁護士と中川弁護士には30日にお越しいただいたのだが、残念ながら私は30日の調査チームには出席できなかった。
 
稲葉教授には現在16ある獣医学部の取り組みをお伺いしたが、加計学園の取り組みなど足元にも及ばない。改めて、新しい獣医学部が不必要であることが良く分かった。お忙しい中、ご出席いただいたことに感謝申し上げたいと思います。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充
 
 
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書庄子です。
イギリスの科学誌『Nature』(2017,8)に、日本の科学力の失速を危惧する社説が掲載されました。こうして警鐘が鳴らされるのは、今年3月に同誌で特別企画冊子「Nature Index 2017 Japan」が発行されて以来2度目です。
 3月発行の冊子では、日本の論文発表数が2004年頃をピークに停滞していること、他の先進国が論文数を増やす中で全体に占める割合が低下していることが指摘され、その背後に日本の研究予算の乏しさがあると分析されています。今月の社説でも研究予算の乏しさに焦点が当てられており、諸外国が研究関連の支出を大幅に増やす中で日本が2001年以降研究開発支出をほぼ横ばいで推移させてきた悪影響に言及されています
2004年の法人化以降、国立大学の運営交付金も継続して削減されており、大学研究者の非正規化が進む中で、研究に没頭できる環境は整うどころか崩壊しつつあります。二度の指摘を真摯に受け止めなければなりません。(庄子真央)