桜井充メールマガジン

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2010年04月22日 (木) 15:40

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◇萎縮行政

 中央省庁の役人はみんな同じかというと、必ずしもそうではない。
全体的に、暗い省庁もあれば、明るい省庁もある。積極的に政策を
作っていく省庁もあれば、消極的な省庁もある。怒られるかもしれ
ないことを覚悟の上で書くと、厚生労働省は消極的な省庁の代表で
ある。しかし、これは厚生労働省だけが原因ではないような気がし
ている。
 新薬の認可は比較的早くなったが、医療機械や新しい技術の認可
はまだまだ遅い。なぜ遅いのかというと、専門家の人数が少ないこ
とも原因の一つだが、最終的な責任を全て厚生労働省に押し付けら
れるのであれば、認可を慎重になってしまうのは当然のことである。
 マスコミの報道を見ていると、国の責任はという言葉が良く出て
くる。しかし、本当に国の責任が問われなければならないのかと言
えば、必ずしもそうではない場合もあるような感じがしている。
 例えば、薬剤だが、効果がある代わりに副作用も必ずある。薬の
説明書を見ていただければわかるが、副作用のない薬など存在しな
い。ただし問題は、副作用の出現頻度の割合が書かれているが、あ
れは平均値であって、全ての人が同じ確率で発症するわけではない
ということである。
 薬の効果のある人もいれば、効果がない人もいるのと同じように、
副作用が出る人もいれば出ない人もいるのである。つまり、個人個
人で考えると、平均頻度とは異なり、極端な言い方になるかもしれ
ないが、副作用の出る確率は、ゼロか百でしかないのである。
 問題はここからで、非常に重篤な副作用が出た場合の責任の所在
である。薬の認可をしたのは厚生労働省で、製造したのは製薬メー
カーである。処方したのは医師であり、服用したのは患者さんであ
る。誰が責任を問われるのであろうか。
 多くの方が副作用で苦しむことがあれば、厚生労働省や製薬メー
カーが問われるべきであろう。一方で、アレルギー体質の人に鎮痛
剤を処方して喘息の大発作が起こったような場合には医師の責任が
問われるかもしれない。
 では服用した患者さんの責任はないのだろうか。薬を服用する、
しないは最終的には患者さんの判断である。良くあることだが、効
果がないと感じた場合には服用を中止している。そうなると、患者
さんの自己責任も当然考えなければならないはずである。
 厚生労働省の認可が遅いのは、あまりに国の責任を問いすぎると
いうことも、一つの原因ではないのかと感じている。何かあれば国
の責任というのでは、認可するのに慎重になることは当然のことで
ある。このことは、安全を確保するためには有益かもしれないが、
過度に求めすぎれば、本来は使える薬も使えないという問題も生じ
てくる。
 厚生労働省の萎縮行政は、私たちの生活にとってはマイナスだと
思う。萎縮行政から脱却するためには、責任の在り方、特に「自己
責任」ということを、国民全体で考えるべきではないのかと感じて
いる。
                 参議院議員・医師 桜井 充
               http://gree.jp/sakurai_mitsuru

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 たまに「お客様は神様だから」とごねている人や態度が悪い人を
見ます。度が過ぎるときは「ただのモンスターやないか!」とガツ
ンと言うようにしているのですが、段々酷くなってきているような
気がします。
 ところで、「お客様は神様です」という言葉について、皆様は一
度はお聞きになられたことがあると思います。実はこの言葉は演歌
歌手の三波春夫さんが使い始めたのが始まりとされています。今で
こそ、「お客は一番偉いんだ!」という使い方が一般的になってし
まいましたが、三波春夫さんの個人事務所である株式会社三波クリ
エイツによると、三波春夫さんは「歌う時に私は、あたかも神前で
祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧
な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様
とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせると
いうことは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」
という趣旨で使用しているのですとの記述がありました。
 いつから「お客様は神様」から「お客様は実は邪神だった!」と
いうケースが増えてきたのでしょうか。お客様も店員も一人の人間
であることには変わらないはずなのですが・・なんとかせねば!!
                         (小林太一)
                  http://gree.jp/28488864