桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「淡々とやるしかない」

2010年04月30日 (金) 13:02
選挙も間近に迫り、毎日忙しい日々が続いている。小沢幹事長にしても、鳩山総理にしてもいろいろなことがあるが、とにかく自分のやれることだけきちんとやるしかない。追い風の時もあれば、逆風の時もある。どんなときでも勝てる体制を作ることが重要である。
最近は、毎日仙台と東京を往復することが多くなっている。地元では、医師会や歯科医師会そして商工会議所等で講演させて頂いている。勿論、後援会の皆さんが集会を開いてくださることもある。
東京では、政策審議会会長を務めているため、参議院の役員会やマニフェスト作成、それから超党派で話し合いを始めた、インターネットを用いて選挙運動を行うことができるようにするための協議会の責任者も務めさせて頂いている。勿論、本会議や委員会もあり、東京にいるときにはほとんど休む暇もない。
昨日も、建設業者の労災保険制度の不備を解消するための話し合いを厚生労働省と行い、24年度の改正に向けて検討を開始することにした。これは、地元の社長さんから言われていた案件で、大きな建設業者だけが優遇されていた制度を改革するものである。
法制局とは新規に二本の議員立法を作成するために、調整作業を行っている。一本は脳死の患者さんの治療を中止できる内容で、現場ではすでにガイドラインが出来上がっていて実施されている施設もあるのだが、法律の後押しが無いためになかなか広がらなかった。これが実現できれば、医療現場も家族の思いも実現できることになる。
もう一本は、再生医療を推し進めるための法律改正である。この分野では、日本は技術はあるものの法整備が進まないために、世界から随分遅れてしまっている。今回の改正は、移植医療に用いた臓器の残った部分は焼却することになっていたのだが、これを再生医療の研究に用いることができるようにするものである。
いずれにせよ、忙しいことは良いことである。仕事が進んでいけば、それだけ現在抱えている問題を解決できることにつながっていく。忙しいと嘆くのではなく、前向きに取り組んで行きたいと考えている。
http://gree.jp/sakurai_mitsuru

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
ヨーロッパ経済が正念場を迎えています。ギリシャの財務問題について、格付け機関S&Pがギリシャの格付けを、投機的な格付けであるBB+(いわゆるジャンク債に相当する)まで3段階引き下げました。
実は、格付けBBB(投資適格)とBB+(投資不適格)以下の格付けでは極めて大きな線引きがあります。それは、「格付けがBB+以下の金融商品は保有してはいけない」という運用規約を持つ運用機関やファンドが多いことです。つまり、運用商品としてギリシャ国債を持っていた場合、格付けがBBに下がると売却しなければならなくなり
売りの連鎖が発生しやすい状況となるのです。ヨーロッパ全体が、ギリシャがどう対処するかの発表待ちであったのにも関わらず、あえて今、このような大幅な格下げを行い、市場を大混乱させたことには疑問を感じます。対応策が発表されてからでもよかったのではないでしょうか。
サブプライムショックの時は、格付け機関は大きく価値が毀損することとなった金融商品にも高格付けをつけていたものがたくさんありました。格付けに妄信した投資家サイドにも問題があるとはいえ、それにも関わらず、一切責任を取ってない現状には納得がいかないものです。格付け機関の在り方についての議論も必要ではないかと思う今日この頃です。 (小林太一)
   http://gree.jp/28488864