桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「ヒューマンエラー」

2023年01月12日 (木) 19:37
 年末に高速道路を走っていた時、前の車が急ブレーキを踏み、なにかを避けるような動きで走っていった。何だろうと思ったら、なぜか道路にバンパーが落ちていた。

 事故の原因になると思い、すぐに電話を掛けることにした。道路公団の番号を探したが、その時には本社の番号しか見つからなかったため、ネットで「高速道路 落下物」と引いてみたら、こちらの番号に電話をくださいという案内があった。

 すぐにその番号に電話したのだが、そこで電話に出た方は、「それはうちの担当ではない」と言い、ではどうすればいいのかと訊ねると、「他をあたってください」と言われてしまった。結局、最寄りの警察に連絡をし、すぐに現場を確認したもらった。警察が現場に着いた時には、もう落下物は取り除かれていたようだが、このときの道路公団の職員の対応は、事故の原因を放置することであり、いつか事故を起こしてしまう恐れのある大きな問題だったと思う。

 そこで、道路公団と国交省に、自分の担当外の事であったとしても、担当の部署に繋げるなどの仕組みをしっかり作るべきだと伝えたところ、そのような仕組みはすでにあり、そのとき電話に出た職員がルール通りに対応できていなかった、という説明と謝罪を受けた。

 結局、道路公団の教育体制の問題なのだと思うが、せっかくルールが定められていたとしても、それが守られていなければ意味がない。再発防止に努めるとのことだったが、事故を防ぐためにも、きちんとした対応を取ってほしいものだと思う。