事務局ブログ

桜井充メルマガ:「ワークシェアリング」

2010年05月06日 (木) 23:37
 雇用問題は深刻で、失業率は5%を超えている。雇用調整助成金
が入っているので、この程度で収まっているが、この制度がなけれ
ば8%程度になっていると思われる。このような状況で、有効な手
段の一つがワークシェアリングである。

 この制度は、一人当たりの人件費を下げて、雇用者数を増やすも
ので、これを取り入れれば、賃金の総額を増やすことなく、労働者
人口を増やすことができる。例えば、フランスでは、消防士と学校
の先生の数を増やした。

 日本でもワークシェアリングが叫ばれているが、フランスのよう
に公的分野で行うのではなく、民間部門でのワークシェアリングを
求めている。しかし、現在の民間企業の状況では、ワークシェアリ
ングの実現は難しい。

 そこで、犯罪も増加しているので、私は警察官の増員を行ったら
どうかと考えている。ただし、単純に増加させれば総年俸は引きあ
がり、税金の投入額は増えてしまうので、ここでワークシェアリン
グを検討するべきであると考えている。

 ところで、先日地元の自衛隊の幹部の方にお会いし、自衛隊の人
事システムを教えていただいた。一般入隊の場合、2年間の契約と
なり、多くは6年程度で除隊になるのだそうだ。ところが、最近は
雇用の悪化もあり、自衛隊を辞める人が減っているそうだ。しかも、
人員削減のため、新規の入隊者が大幅に減少している。

 そこで、自衛隊でもワークシェアリングを行い、新規の入隊者を
増やし、一度自衛隊に入隊してから警察官に転職するシステムがあ
っても良いのではないかと考えている。何故ならば、自衛隊では射
撃訓練ができるだけではなく、格闘技も学ぶために、犯罪者を捕ま
える時にも有効だからである。

 また、自衛隊に入隊すれば、心身ともに鍛えられるので、その点
から言っても一度入隊する価値があるかもしれない。公務員の給料
は民間よりも高いといわれている。しかも、仕事が無いのであれば、
公的分野のワークシェアリングを積極的に進めるべきではないかと
考えている。
                 参議院議員・医師 桜井 充
               http://gree.jp/sakurai_mitsuru


【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 前回取り上げたギリシャの財政危機の影響が広がっています。ポル
トガル、スペイン等のヨーロッパ諸国への飛び火する可能性が上昇し
ており、昨日は一時的に1ユーロ120円を切る事態が見られました。
また、ギリシャのアテネでは暴動が発生し、死者が出る状況に陥って
います。これはギリシャがヨーロッパ各国などから緊急融資を受ける
前提として、政府が、公務員の給与と年金の削減や、いわゆる消費税
に相当する税の引き上げなどの緊縮政策を打ち出したことが背景にあ
ります。
 ところで、各国のGDP成長率を見てみると、緊縮財政を推し進め
ているEUは世界的な景気回復の波に乗り切れていません。景気回復途
上で財政再建政策を取ったことで、景気後退に陥り、結果的にさらな
る国債の大量発行せざるを得なくなった日本の橋本政権時代を彷彿さ
せられます。
 早く借金返済を、という感情は理解できますが、財政再建政策を推
し進めるということは、基本的には国民が受ける公共サービスが低下
させることであり、個人消費の減速、企業経営の悪化は避けられませ
ん。今ここでEUが緊縮財政を強行することは、日本でいう「失われ
た20年」になりかねないのではないかと思うのですが、いかがでし
ょうか。
 ちなみに強烈に寝違えたのか、なんなのか左腕が上がらない今日こ
の頃(;o;)                     (小林太一)
                      http://gree.jp/28488864