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桜井充メルマガ「早急な経済対策が必要だ」

2020年03月19日 (木) 18:26
 世界的な株安が続いている。アメリカ株はバブルを呈しているという指摘もあり、そうだとすると、コロナウィルスの影響でバブルが崩壊したのだとも考えられる。世界各地で国境封鎖や人の移動の制限が行われているため、株だけではなく実体経済も相当悪化している。
 
 我が国においても経済への影響は大きく、悪影響を緩和するために色々な施策が打ち出されている。その中の一つに、中小企業に対する緊急の融資体制の構築がある。この体制を作ったことは評価できるが、融資のための審査にどの程度時間がかかるのかが明確ではない。
 
 しかも、これはあくまでも融資であり、いずれ返さなければならないお金なのである。現時点で相当売り上げが落ち込んでいるうえ、今後もいつまでこの状況が続くか分からない以上、融資を受けたところで返済できない企業が出てくる可能性は高いと考えている。
 
 この制度で受けられる融資は無利子ではあるのだが、一旦は利子を払う必要がある。支払った後でその額が返還されるため、結果として無利子になるという仕組みなのだが、これでは現場の仕事も増えるし、融資を受けたい方にも分かりにくい。手続きを複雑化させるくらいならば、最初から無利子にした方が良い。
 
 18日に法務委員会で質問に立ち、融資の審査にはどの程度時間がかかるのかを中小企業庁に聞いたが、明確な答弁は得られなかった。今この瞬間にも資金繰りに困っている企業があり、そうした企業にとってコロナショックは死活問題である。一刻も早く融資を受けられるよう、せめて一週間程度で決済できるようにするべきである。
 
 この話も繰り返しになるが、私は東日本大震災の対応にあたる中で、中小企業の資金繰りを助けるためにグループ化補助金という制度を作った。個別の企業に税金を入れることに対しては様々な声があったが、今では熊本の震災や昨年の台風被害でも使われるようになっている。
 
 今回も同様に、企業に対して補助金を投入するべきである。そうしなければ、多くの企業が倒産や廃業に追い込まれてしまうだろう。当然のことだが、企業が倒れれば、そこで働く方々の生活にも甚大な影響が出る。今回は新型コロナウィルスとの戦いで、いわば有事である。大胆な政策を行うことが極めて大切な局面であると考えている。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充