桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「健康管理が大切です」

2020年02月21日 (金) 10:29
 新型コロナウイルスの集団感染が起こったクルーズ船の乗客で、感染が確認され、治療を受けていた二名の方がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。
 
 このような状況下で、クルーズ船に乗船していた厚生労働省の役人への感染が確認された。これは重要なことを意味している。それは、感染防止の注意点を守りながら活動しても感染するという事であり、現在行っている船内での予防法そのものにも問題があるという事である。
 
 一方、経路が不明の感染者も増えている。ついに10代の子どもも感染したとニュースになっていたが、この子は感染しているが発症はしていない。要するに、免疫力が高ければ、感染しても発症しない場合も多いということである。若い人が感染したからといって、過剰に反応するべきではない。
 
 新型コロナウイルスは不顕性感染(感染するけれど症状がない)が多いと言われているが、それは潜伏期が長いからである。潜伏期が長ければ、体内で抗体を作るための時間がそれだけ取れる。発症する前に抗体を作ることの出来る場合が多く、だから発症しないのである。
 
 逆の例をあげれば、インフルエンザの潜伏期間は3日程度であり、抗体ができる前にウイルスが増えるので、発症してしまう。それだけの話である。因みに、タミフルはウイルスの増殖を抑えるので、症状が軽くなる。
 
 新型コロナもインフルエンザと同様、高齢者の方や持病のある方ほど、重症化し、亡くなる危険性も高くなる。一番の予防は免疫力を上げるように栄養を取ること、そして睡眠を十分に取って健康管理することである。一日も早く収束することを願っている。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充