桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「​新・破れない殻」

2018年11月08日 (木) 20:13

 11月15日、来週になりますが、「新・破れない殻」という本を出版させていただくことになりました。これは、心療内科医として書いた本で、「不登校」「引きこもり」「摂食障害」の患者さんだけではなく、子育てや仕事等、日常生活に悩んでいる方に読んで頂きたいと思っています。
 
 この本を出版することにしたのは、宮城県を中心に購読されている「りらく」という雑誌で、「破れない殻」という連載を始めて、10年が経過したからです。「破れない殻」という題名は、私の外来に来られる患者さんが、自分の殻を破れず、苦労している方が多いことから付けました。
 
 私も大学生の頃、過敏性大腸炎を患っていました。その時に、九州大学の池見先生が書かれた「心療内科」に出会い、心療内科医を志すことにしました。実際は、循環器内科に入局し、心療内科を始めたのは、一関にある岩手病院に赴任してからでした。
 
 現在も診療を続けていますが、患者さんの考えと、大学時代の私の考え方は良く似ていて、だからだと思いますが、患者さんの気持ちは良く分かります。
 
私は心療内科を始めるにあたり、自分の考え方を変える努力をしました。それは、自分の考え方を変えられない人が、患者さんの治療することはできないと思ったからです。そして、自分が幸せでなければ、患者さんを幸せにすることはできないと考えたからです。
 
私は、考え方を変えて、自分が本当に幸せだと思えるようになりました。ですから、患者さんにもそうあって欲しいと願っていますし、患者さんではないけれど、人生に悩んでいる人の手助けができればという思いで書かせていただきました。ご一読いただければ幸いです。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充
 

 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書庄子です。
米中間選挙が終わり、米国議会はねじれとなりました。民主党が期待したブルーウェーブが成果を残せたのかどうかという点では厳しい見方も多くありますが、16年の大統領選でトランプ大統領が競り勝ったスイングステート(選挙ごとに政党が変わる「揺れる州」)で共和党候補が敗れたことを思うと、民意が民主党の背中を押したことは確かだろうと思います。
それにしても、米国での選挙があると、必ずと言って良いほど著名人の支持政党が注目を浴びます。今回は歌手テイラー・スウィフトさんが民主党候補を支持すると表明、投票行動を呼びかけたことによって有権者登録が急増したという出来事もありました。背景事情が異なることは承知のうえですが、日本においてはいまもって想像しにくいことであり、「政治の話」へのタブー視をどうすればなくしていけるのか、改めて調べてみたいと思います。(庄子真央)