桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「​沖縄の民意」

2018年10月04日 (木) 19:40
 東京の麹町宿舎は電気系統の定期点検のため、10時から16時まで停電だった。電気が使えないと水も出ない。トイレも真っ暗で使えない。私の部屋は4階だからまだ良いが、エレベーターも止まっている。少しの時間でも本当に不便である。災害の時に停電になった際、被災地の皆さんの生活がいかに大変か、その一端を改めて感じる機会となった。
 
9月28日にインドネシアで大きな地震があった。併せて津波も発生し、その映像を見て、東日本大震災の時を思い出した。犠牲になられた皆様に衷心より哀悼の誠を捧げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧できるように、日本としても協力していきたいと思います。
 
 沖縄の知事選挙では、玉城デニー候補が勝利した。これが沖縄の民意である。安倍政権は重く受け止めるべきだが、まったくその気配はない。嘉手納基地が危険であるということはわかるが、もっと危険で事故を起こしているのは、ヘリコプターである。基地を建設するより先に行うべきことは、この飛行ルートを変更することなのではないだろうか。
 
一昨日、内閣改造が行われた。とても期待できるような陣容ではない。やっと、10月24日から国家が召集される見通しである。安倍政権の終わりの始まりになることは間違いない。徹底的に追求していきたいと思う。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充
 
 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書庄子です。
沖縄知事選の結果は海外でも報道されており、NYタイムズでは「日本の安全保障体制が沖縄の犠牲の上に実現されるべきではない」と、踏み込んだ表現を含んだ異例の社説が掲載されました。米国軍人の息子という出自の玉城デニー氏が複雑な歴史背景を持つ沖縄県のトップになったということは、アメリカから見ても象徴的な出来事であるのでしょう。
さて、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞されました。大変喜ばしいことですが、本庶氏が記者会見で危機感を述べられていたように、現在の若手研究者が置かれている環境は非常に厳しく、研究者の数も減少を続けています。現在、毎年のように日本人がノーベル賞を受賞していますが、その研究成果はほとんどが20年以上前のもの。対策は急務です。(庄子真央)