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2017年06月30日 (金) 09:18

桜井充メルマガ:「末期的」

安倍総理が加計学園隠しのために、獣医学部をどんどん作るという趣旨の発言をされた。正直言って、常道を逸している。
 
特区は、規制に穴をあける制度である。例えば、今回の獣医学部であれば、今治市に獣医学部を作り、その結果全国に作ったほうが良いとなれば、何校も作りましょうとなる。つまり、社会実験なのである。
 
何校も作るのであれば、文部省で定めた告示を変えなければならない。今回はこの告示を変えることは難しいので、特区という制度を利用して、規制に穴を開けようとしたのだが、その理由は、自分の腹心の友の利益のためである。
 
また、昨年の12月22日に、内閣、文部科学、農水の3大臣で、一校に限ると決めている。そのうえで、今年の1月4日に、内閣総理大臣と文部科学大臣の連名で、学校を募集している。総理の発言は、これら一連の決定を根本的に覆すものであり、民主的手続きを経ていない暴挙である。
 
さらに、総理は加計学園に決定されるプロセスにおいて、総理の意向が入る余地もないという趣旨の国会答弁を繰り返していた。しかし、本当にどんどん作られることになれば、総理の意向が反映されることを証明することにもなる。
 
まさしく、メチャメチャな発言であり、与党議員からも疑義を呈する言葉が発せられるのは当然のことである。この総理の発言からもわかるように、加計学園ありきで進められてきたのである。設置認可が下りれば、毎年私学助成金という名の税金が投入される。こんなことを絶対に許すことはできない。徹底的に追及していきたいと思う。
 
 
 
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書、庄子です。
「2校でも3校でも意欲のあるところには、どんどん獣医学部の新設を認めていく」6月24日の講演での安倍総理の発言には驚きました。6月19日の記者会見においても、獣医学部新設を肯定する意味合いで「公務員獣医師の確保は喫緊の課題だ」と述べられていましたが、獣医学部新設と公務員獣医師の確保は全く別の問題です。
加計学園を巡る疑惑を追及するなかで、獣医師の需給について、「数は足りているが、地域・職域の偏在がある」ことは繰り返し確認されてきました。課題は、賃金が割高で肉体的な負担も比較的軽い小動物獣医師に人気が集中し、賃金の低い公務員獣医師が不足していることです。地方公務員獣医師の平均月収は24万円程度。私立では千二百万円を超える高額な学費をかけて獣医師になった方にとって、公務員獣医師が魅力的な選択肢にはなりえていない現状を変えることこそが先決です。(庄子真央)