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2017年02月02日 (木) 19:26

桜井充メルマガ:「これほどひどいとは」

 
大統領に就任すれば変わるのではないかという淡い期待もむなしく、トランプ大統領の暴走が続いている。中東・アフリカ7カ国からの入国を禁止する大統領令を出しただけではなく、この大統領令に反対したイエーツ司法長官代行を解任した。
 
このような大統領令に対して、国内外から非難の声が上がっている。特にG7の日本とアメリカを除くトップが批判しているにも関わらず、安倍総理だけは自国の判断として、異を唱えていない。悲しいかな、だからアメリカ追従と言われてしまう。
 
ただし、円安誘導というトランプ大統領の批判には、真っ向から否定している。これは、アベノミクスの根幹である、金融緩和を否定されることにつながるからである。
 
金融緩和を行うと円安になってしまう。何故ならば、今回の日銀が行った金融緩和は、金融機関が保有している国債を買い取り、その結果、金融機関は国債の保有からキャッシュを保有することに変わるのだが、国債を買い取るために日銀券、つまり日本のお札が大量に印刷されたので、日本のお金の価値が下がってしまったからである。
 
難しい理屈かもしれない。もう少し簡単に言うと、品物でも数が少なければ価値が上がるが、大量に出回るようになると価値が下がり、値段が下がる、これと同じ理屈で、日本のお札が増えれば、日本のお金の価値が下がる、つまり円の価値が下がるので、円安になるのである。
 
トランプ大統領が円安・ドル高を批判しているのは、アメリカの輸出にとってドル高は不利だからである。海外旅行や外国の物を買うときには、円高の方が良い。逆に言えば、円安の時には外国の物を買いにくくなる。
 
トランプ大統領は、アメリカの自動車を日本に輸出したいと考えている。しかし、アメリカの車は日本でほとんど販売されていない。トランプ大統領はこの原因が円安にあると考えているので、日本を名指しで批判しているのである。
 
余談だが、アメリカの車が売れないのは、為替のせいではない。燃費も悪いし、大きいし、左ハンドルであり、日本には合わないだけである。いずれにせよ、しばらくはトランプ大統領に世界は振り回されそうである。アメリカで弾劾裁判が開かれ、トランプ氏が大統領の職を失う事に期待するしかなさそうである。
 
 
 
 
 
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書庄子です。
アニメ映画『この世界の片隅に』が数々の映画賞を受賞し、大きな話題となっています。昨年には『君の名は。』が歴史的な大ヒットを記録し、興行収入を伸ばし続けている中で、日本が誇るアニメ文化の存在感を改めて感じます。
国産アニメが誕生してから今年で100年の節目を迎えることもあり、更なる飛躍が期待されるアニメ産業ですが、コンテンツの担い手であるアニメーターの労働環境は非常に過酷です。日本アニメーター・演出協会の2015年の調査報告書によると、アニメーターのひと月あたりの労働時間は全国平均を94時間上回る263時間、年収も300万円以下が過半数であるそうです。アニメ作品の制作数の増加に現場が追い付かず、昨年にはいわゆる「2016年クライシス」の声も聞こえるほどだったといいます。
現在、アニメ文化に対する政府の政策はコンテンツの海外展開に関わるものがほとんどです。そこから零れ落ちているアニメ制作者、日本文化の担い手をどう支援するべきか、素早く考え、実行しなければならないと思います。(庄子真央)