桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「会期が延長されました」

2016年12月01日 (木) 18:19
 早いもので12月を迎えました。皆さんにとって、今年一年はどんな年だったでしょうか。私は選挙もあったので、バタバタの一年間でした。忙しい年末。体調管理に気をつけて頂きたいと思います。
 
 国会が12月14日まで延長されることになった。TPPは条約なので、一か月ルール(参議院に法案が送付されてから一ヶ月以内に採決されない場合には、自然成立する)が適応される。そのため、参議院の意思を示すためには、12月9日までに採決しなければならない。
 
 何を申し上げたいのかと言えば、この延長期間はTPPのためではなく、年金法案を含めて、他の法案のためである。そして、予想外だが、IR法案(いわゆるカジノ法案)をこの会期中に成立させるべく、衆議院で審議が始まった。
 
 我が党では、今日から議論が始まったが、法案に対する賛否は決まっていない。一部には自主投票を求める声もあるが、この法案で自主投票とすれば、賛否が分かれる法案で、自主投票を求める声が出るのは明らかであり、きちんとした議論を行った上で、賛否を決めるべきである。
 
 ここにきて、この法案の対応に関して、党内がバタバタしているのは、これまできちんとした議論が行われなかったことにある。何故、できなかったのかと言えば、賛否が分かれているので、先送りしてきたからである。
 
 この点に関する執行部の責任は重い。さらに、議論も行っていないのに、幹部からは反対でまとめると言う趣旨の発言があった。我が党の問題は、幹部が勝手に方向性を決めてしまうので、党内に不満が高まり、バラバラだと批判されてきたのである。
 
 この点を反省せず、同じことを繰り返している執行部の責任は重い。対案主義というのであれば、我が党として、きちんとした対案を作成するべきである。
 
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 今国会は今月14日まで延長されることとなりました。
参議院では、TPPについての審議が引き続きなされています。それにしても、気になるのは、TPP協定の発効用件として、「原署名国の2013年のGDPの合計の少なくとも85%」を占めなければならないことが協定に明記されていることです。まず間違いなく原署名国には米国は含まれているはずですが、米国だけで署名国全体のGDPの60%ほどを占めています。米国抜きでは発効できません。もしかしたら、「原署名国」には米国は含まれていないのでしょうか。「原署名国」には米国が含まれているかどうかの確認が必要だと思います。
 ところで、鳥インフルエンザによる被害がアジアやヨーロッパを中心に被害が拡大しています。日本でも見つかっており、多くの鶏等が殺処分されています。現在、アジアで多く発生しているH5N6ウイルスなのか、ヨーロッパで多く発生しているH5N8ウイルスなのかを分析しているところのようですが、感染拡大をなんとしても阻止せねばなりません。(小林太一)