桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「国民の皆さんの声が届いていない」

2016年09月22日 (木) 18:17
民進党の新しい執行部が決まった。私は地元に帰っていて両議院総会に出席しなかったのだが、野田幹事長が発表された時、拍手はまばらだったそうだ。私の事務所にも抗議の電話がかかってきているが、何故野田幹事長なのだろうか。
 
そして、昨日他の執行部も発表された。当初マスコミから流れていた人事とはだいぶ違っているが、国民の皆さんからはどのように映っているだろうか。
 
参議院選挙戦を戦っている時に、党の名前は変わったけれど、中身は何も変わっていないと言われた。そして、期待できないとも言われた。そうだろう。執行部はほとんど変わっていないのだから。
 
参議院選挙の総括では、今回の選挙は敗北であった。当然である。議席を減らしたのだから。しかし、いつものことだが、誰も責任をとっていない。今回も当初の人事は、岡田執行部のタライ回しである。これでは、支持率が上がらないも当然のことである。
 
安倍内閣をお友達内閣と言って批判しているが、わが党も同じである。挙党一致、そして大幅刷新しなければ、国民の皆さんの期待には応えられない。残念ながら、その事を一番理解していないのが、現執行部であることが良く分かった。今後の活動で、国民の皆さんの信頼を得られるように、皆さんの声にしっかりと耳を傾けていただきたと思う。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
安倍総理がニューヨークで行われた講演の中で、「日本の人口動態は、逆説的ですが、重荷ではなくボーナスなのです」「日本の人口動態にまったく懸念を持っていない」と発言していたようです。アンダーコントロールしかり、なぜ海外に行くとビッグマウスになってしまうのでしょうか。
東京以外は人口か大きく減少し、秋田県に至っては2075年には現在の人口の20%にまで減ってしまうという試算があります。少子化や高い未婚率の原因を本当に理解されているのでしょうか。人口減をボーナスと開き直っているようでは、真の解決策はいつまで経っても見いだされないと思います。
先日、竹中平蔵氏は、「そもそも日本人は、社会保障に対して誤解をもっています。自分が90歳まで生きると思ったら、90歳まで生きる分のお金を自分で貯めておかないとダメなんですよ。」「今の日本の問題は、年を取ったら国が支えてくれると思い込んでいることです。そんなことあり得ないんですよ。」と言っていました。
格差拡大を推し進めていた人が何をいわんやです。1億総活躍というのは、「社会保障をあてにするな、長生きしたい人は死ぬまで働け」、ということのように思えてなりません。(小林太一)