桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「どっちつかず」

2015年10月29日 (木) 15:38
 宮城県会議員選挙は惨敗でした。応援頂いた皆様に心から御礼申し上げます。
 
 今回の敗北の原因は大きく2つ。1つは本人の日頃からの活動不足。もう1つは、党のどっちつかずの方向性にあると思っている。安倍政権を批判している共産党は議席を倍増させた。何故ならば、安倍政権批判の受け皿は、民主党ではなく、共産党に流れたからである。
 
 野党の役割はなんだろうか。役割は色々あるとは思うが、一番は与党の暴走を止めることだと思っている。今回の安保法案、憲法違反なのだから、反対するのは当たり前のことである。
 
 それに対して、ただ反対していると逃げていく票があると執行部は主張するが、反対して得られる票と、逃げていく票とどちらが多いのだろうか。民主党のように、どちらにも良い顔をしようとして、どちらからも支持を得られない、それが現実である。
 
 今回の県議選の敗北を執行部はどのように受け止めているのだろうか。私は、来年の選挙に向けて、秘書の数を大幅に増やした。風に負けないようにするためには、きちんとした活動をしなければならないからだ。
 
 そのためには活動資金が必要である。今回かなり強く言ったので、やっと支給されることになったが、当初は検討するということだった。この対応からわかるように、執行部に危機感が感じられない。この執行部のままで、来年の参議院選挙を戦ったら、惨敗することは目に見えている。
 
 早期に、野党再編を行い、併せて代表選挙を行うべきである。安倍政権の暴走に対して危機感を抱いている国民の皆さんは多い。その期待に応えきれていないことをもっと真剣に考えるべきである。安倍政権と戦う真の野党を作るために、活動していきたいと考えている。
 
                                        参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 明日は10月31日、ハロウィンの日です。実は今年のハロウィンの市場規模は約1200億円と言われ、バレンタインの市場規模の1000億円を抜く規模となっています。元々お祭り好きの民族性もあるとは思いますが、コスプレ文化への社会の理解が深まってきたことや、各人が参加しやすいこと、若年層や親子で楽しめること等が流行の理由ではないかと思います。
 さて、昨年の10月31日は、日銀が「ハロウィンバズーカ」と言われる追加緩和政策を行いました。今年も行われるのではないかというポジショントークとも思える自己中心的な市場関係者の声を多く聞きますが、個人的には「追加緩和なし」を予想しています。予想外でなければ効果は少ないわけで、驚かない追加緩和はつまらないお化け屋敷と同じです。そもそも過度に金融緩和したところで、実需が押し上げられるわけではありません。これ以上の追加緩和政策はハロウィンと同じ単なる「仮装」政策だと思います。(小林太一)