桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「質問に立ちます」

2014年10月30日 (木) 17:37
  来週火曜日に開催される参議院予算委員会で質問することになった。経済の問題が中心になるが、政治と金の問題も追及することになる。安倍政権の経済対策が如何に間違っているのか、国民の皆さんにわかってもらえるように質問していきたいと考えている。
 
 陰性で良かったが、エボラ出血熱が疑われる患者さんが発生した。東京都内だったので、国立国際医療研究センターに搬送され、比較的スムーズに検査が行われた。問題は、国立国際医療研究センターのような第一種感染症指定病院が全ての県にあるわけではないという事である。
 
 例えば、私の地元にはそのような病院がない。2018年3月までに東北大学に整備する予定ではあるが、現在、仙台空港を利用した患者さんで、エボラ出血熱を疑われる患者さんが発生した場合、搬送できる病院は県内に無いのである。
 
 そうなると、今回患者さんが搬送された国立国際医療研究センターに搬送されるのか、隣の福島県や岩手県に搬送されることになるのだろうか。血液の検体は東京にある国立感染症研究所に運ばれるので、検査の結果が出るまでには、今回よりは時間がかかるであろう。
 
 ところで、私が当選したのは平成10年で、最初に質問したのが、約100年ぶりの改正であった「感染症予防法」であった。あれから16年以上が経過したが、施設整備は終わっていない。国の責任なのか、県の責任なのかわからないが、早急に施設整備を行うべきである。
 
 今回の件でもう一つ分かった事は、国民の皆さんは不安に感じており、正しい情報を伝える必要があるということである。私は当選以降、市民向けの勉強会を130回以上開催しているが、今回のテーマは「エボラ出血熱」と「デング熱」を含む感染症である。
 
 11月1日14時から仙台にある東京エレクトロンホール(旧宮城県民会館)で開催します。お時間のある方は是非ご参加いただきたいと思います。
 
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 予算委員会の質問準備で慌ただしい毎日です。アベノミクスの業績について改めて見てみると従業員数が5~29人の企業ではほぼ横ばい(物価上昇を考慮した実質賃金では大きく下落)、収入階層別の収入と支出をみると、最も貧困な層の収入が-6%、支出も-8%となっていました。まさに弱者に厳しいアベノミクスです。
 ところで、昨日、帰宅中の電車が人身事故により遅延しました。ふと、電車が動くのを待っている間に人身事故の件数を調べてみると、関東38路線において、2002年の239件であったものが、2012年には533件と2.5倍にも増えていました。このうち、自殺と見られるものはおよそ60%超。自殺か事故だったのかはわかりませんが、数分前までは生きておられた方が一瞬のうちに…と考えるとどうにも悲しくなりました。
 年末にかけて飲酒の機会が増えるかもしれませんが、くれぐれもお気をつけ下さい。(小林太一)