桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「被災地の事を考えてほしい」

2011年03月17日 (木) 18:18
  日が経つにつれて、どれだけ大きな被害であったのかがわかってきた。死者そして行方不明者は1万人を超えている。心からお悔やみ申し上げるとともに、お見舞い申し上げます。
 地元からは、燃料、食料、水そして医薬品等々の要望を受けている。政府としても取り組んでいるのだが、なかなか解決に向かわない。被災地の皆さんのために、私も全力で取り組んでいきたいと思っている。
 昨日、村井宮城県知事と話をしたが、被害は非常に大きく、復興費用は、どんなに少なく見積もっても、宮城県だけで数兆円はかかるだろうという事であった。しかし、これとて全容が分かっているわけではない。私たちが考えている以上の規模になるであろうと思っている。
 今国が行うべき事は、言うまでもなく被災地の復興である。与野党ともに言い分はあるかもしれないが、共に歩み寄って、予算や関連法案を早く処理して欲しいと思う。これは、私が政府の一員だから言っているのではない。被災地選出の議員としての切なる願いである。
 子ども手当でもめているようだが、今児童手当に戻せる状況ではない。何故ならば、児童手当には所得制限があるからである。私は所得制限派である。その私でも、今回は見送るべきであると考えている。何故ならば、地方自治体は、災害復興だけで手いっぱいである。所得制限のような事務作業が増えるようなことを行うべきではない。
 さらに言えば、3人目から増やすとか、3歳以下は増額するとか、そのようなオプションも事務処理の関係から行うべきではないとも思っている。子ども手当にしても、児童手当にしても、様々な考え方があることは十分に理解しているが、とにかく今は被災地の事を考えてほしいと思っている。
 早期に災害復興のための補正予算を成立させたいと思っている。災害復旧というと、基本的には元に戻すことを原則としている。しかし、これだけ大きな被害を受けているのであるから、新しく町を作っていくという方法もある。そこで、このような場合にも、しっかり対応できるようにしたいと考えている。
 それだけではない。例えば、漁業関係者だが、昨年の津波で大きな被害を受けたばかりである。彼らに対して、事業を再開するために、通常であれば融資という事になるのだろうが、これでは漁業を再開できる人は限られてしまう。漁業者だけではなく、中小企業や医療機関も同様である。このような人たちに対しても、どういった支援ができるのか検討していきたい
 災害から1週間ぐらいは、被災地の皆さんは、余震であったり、自分の命の事を心配しているが、それが落ち着けば、その後の生活のことで悩む方がほとんどである。この人たちに対して、心配しなくて大丈夫ですよというメッセージを送ることが、政治に求められていると思っている。被災地選出の国会議員として、できるだけの対策を講じていきたいと思っている。
       
                                  参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のお願いと決意】
 桜井充秘書小林です。
 被災地以外の皆様へ
 今夕は東京電力管内において朝方電力消費量が多かったため、このままでは電力不足のために突発的な大規模停電になる可能性があります。本日は徹底的に電力の消費をお控頂きますよう、お願い申し上げます。

~秘書の決意~
 日本の歴史を振り返ってみると、大火や空襲、地震などで何度も焦土と化してしまったのにも関わらず、その度に立ちあがって再建し、これまでの繁栄がありました。
 今回も日本が一丸となれば必ず再建できるはずです。絶対に絶対に諦めず、皆様と共に闘って参ります!(小林太一)