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2011年02月03日 (木) 16:28

桜井充メルマガ:「住宅は「消耗品」から「金融資産」への転換」

 予算委員会が始まった。相変わらず予算の中身より、その他の審議のほうが多い。もっと予算の内容について議論を行って欲しいという国民の皆さんの声が多い。このような声に応えられるような審議を行うべきではないだろうか。
 さて、私たちの一番大きな買い物は、何といっても住宅である。その住宅価格だが、ある一定期間を過ぎると、自分たちが住んでいるにも関わらず、ゼロあるいはマイナスになってしまう(住宅が建っているより更地のほうが高い)というのはおかしな話ではないだろうか。
 日本の中古住宅市場は13%程度である。アメリカの77%、イギリスの88%と比較すると、中古住宅市場が如何に少ないかが良く分かる。中古住宅市場が少ないということは、住宅は消耗品であるということであり、金融資産と考えられているアメリカとは大きく異なっている。
 私たちは、将来の不安から、生活費を切り詰めて貯蓄している。住宅ローンを組みながら貯蓄しているのだから、なるべく安い商品を買おうとすることは当然のことである。このことが、デフレの原因のひとつではないかと私は考えている。
 日本の住宅の寿命は27年で、アメリカの64年、イギリスの84年と比較して、相当短いことが分かる。エコという視点からも、もっと住宅の寿命を延ばしていくことは、極めて重要である。
 そこで、中古車市場と同じように、中古住宅市場を整備していく必要があると考えている。そのためには、住宅は消耗品であるという考え方から、住宅は金融資産であるという考え方に転換していく必要がある。
 そのためには、住宅の価値をきちんと査定できるようにしなければならない。このことを可能にするためには、住宅履歴を記録することと、さらに、その記録と現物の住宅を見て、その価値を判断する人が必要になってくる。このことを整備すれば、新しい職種が生まれてくる。
 住宅が金融資産であると考えられるようになれば、社会は大きく変わっていくことになるだろう。例えば、住宅を担保に老後の生活資金を調達できるリバースモーゲージの制度を導入することができるようになる。そうすれば、老後のための貯蓄を減らすことが可能になり、家計も楽になるだろう。
 車も大事に乗れば、中古車価格が高く査定されるのと同じように、住宅も大事に使えば、高く査定されるようになる。そうなれば、リフォームを行う人たちが増えることになり、地場の大工さんたちの仕事も増えることになる。
 このことが実現できれば、家計が楽になるだけではなく、経済も活性化するであろうし、その結果として、税収も上がってくることになるだろう。現在、財務省と国土交通省の間で、このような方向で住宅政策の議論を行っている。このようなことを積み重ねて、財政再建を行っていきたいと考えている。
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。大相撲の八百長についての報道がありました。実は、アメリカでベストセラーとなった「ヤバい経済学」(東洋経済新報社)によると、7勝7敗の力士と8勝6敗の力士が千秋楽で対戦した時の取組結果を集めた結果(※勝ち越すと番付が上がる)、2人の力士の対戦結果は、初日から十四日目での勝敗はほぼ50%の互角であった
のにも関わらず、千秋楽の取り組みになると7勝7敗の力士の勝率が80%と格段に高くなっていたことを指摘し、データをどういじっても相撲に八百長がないとはとても言い張れないと指摘していました。(以前に八百長の告発本を著した2名の著者が発売日直前に同日・同じ病院・同じ病気で急死したことに触れ、強く結論づけない書きぶりでした)
 また、昭和32年の国会質問では、「横綱同士の相撲は半分が真剣で半分八百長くさいという評判が今日ある」「十三日ごろからは星の工合で八百長くさい取組みが折々見受けられる」、という主旨のやりとりがありました。過去から疑惑が指摘されていたようです。
  ただ、日本古来の国技である相撲は八百長がないという前提だからこそ、力士は誇りを持てるはずです。小生もわんぱく相撲に燃えた時期もあり、応援している力士がいるからではありませんが、横綱を目指して真面目に努力している力士のためにも八百長はなくしてもらいたいものです。(小林太一)