桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「菅総理に期待する」

2010年09月16日 (木) 12:12
 菅総理が再選された。心からお祝いを申し上げたいと思います。
是非、この難局を強いリーダーシップを発揮して乗り越えて欲しい
と願っています。

 今回の代表選挙で、私は「政策論議による代表選挙を実現する会」
を立ち上げ、公開討論会を実現することができた。議員は勿論だが、
菅候補、小沢候補の理解を得ることができ、また秘書の皆さんの協
力もあって、とても有意義な討論会を行うことができた。

 また、コーディネーターという非常に難しい役を引き受けてくだ
さり、素晴らしい進行を行ってくださった、立教大学の山口義行教
授にも心から御礼を申し上げたいと思います。最初は、どちらの陣
営の会ですかと言われていたのだが、会が終わってから多くの議員
から良かったという評価いただいたのでホッとしている。改めて、
関係者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 一昨日、この会の総括を行ったところ、代表選挙の時には必ず行
うべきであるという意見があった。多くの議員の皆さんがそう感じ
ているようなので、代表選挙の中央選管に申し入れを行い、今後は
中央選管主催で開催できるようにしたいと考えている。

 さて、内外からの批判を受けながらの代表選挙が終了した。景気
の悪化は深刻であり、一日も早い経済対策が必要である。私の地元
の一番の歓楽街である国分町も、平日は閑古鳥が鳴いている。行き
つけの店に行くと、異口同音に非常に厳しいと言われる。

 勿論、この厳しさは、歓楽街だけの問題ではなく、中小企業の社
長さんたちも同じことをおっしゃっている。予備費の9200億円
は経済対策費として使う方向性は確認されているが、最終的な閣議
決定が必要である。早急に組閣を行い、経済対策を行うことが重要
である。

 さらに言えば、この規模ではとても足りないので、早急に補正予
算を組む必要がある。年末には税収増の額がわかるので、その結果
を見てからという意見もあるようだが、臨時国会冒頭で補正予算を
組まなければ、景気の減速を止めることは困難である。私も与党の
一員として、この難局に立ち向かって行きたいと考えている。

                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 菅総理が代表選にて再選された熱気が冷めない昨日、ついに財務
省は為替介入に動きました。菅政権は為替介入に対して積極的でな
いとのマーケットからの評価があったことから大きなサプライズを
生み、一気に為替は82円後半から85円台にまで円安に動きまし
た。
 ところで、最近の国家による大規模為替介入を行った歴史の中に
ポンド危機やアジア危機といったものがありますがご存じでしょう
か。これらは国側が敗北し、多くのヘッジファンドが莫大な利益を
あげました。例えば、世界的に有名なジョージソロス氏が率いるフ
ァンドはポンド危機で10~20億ドルもの利益を上げたとも言わ
れています。
 さて、アナリストの声を見てみると、国際協調がない介入は効果
が薄いと考えられていることから、再び円は最高値(円高)を目指
すという多いようです。しかし、昨日の為替チャートを見てみると、
気のせいかもしれませんが、小生が証券会社に勤務していた6年半
前より、うまく介入しているように思えました。なんとか日本の財
務省が勝利を収めてほしいと切に願っています。
(小林太一)