桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「参議院選挙を考える」

2010年06月23日 (水) 18:41
 明日から参議院選挙が始まります。今日号外を発行しなければな
らないのは、選挙期間中、メルマガの発行やホームページ、ブログ
の更新ができないからです。この点を解決するために、私が主査を
務めた各党協議会が設置され、インターネットの一部解禁をまとめ
たのですが、残念ながら国会の情勢で、審議未了になってしまいま
した。そのため、メルマガの発行は、選挙が終わってから、再開し
たいと思います。

 さて、今回の参議院選挙は政権選択の選挙ではありません。ただ
し、政権党に対する信任選挙であることは確かなことです。民主党
政権になってから約10ヶ月、その政権運営が問われることになり
ます。

 では、この選挙の、より具体的な争点は何でしょうか?マスコミ
の関係者に尋ねられるのですが、有権者にとって、比例区そして地
域の選挙区ごとの争点は当然違ってくるように思われます。

 比例区は、党や内閣の支持率と比較的連動している感じがしてお
り、これまでの民主党内閣の政権運営やマニフェストの内容が、よ
り問われる気がします。一方、地方区は、地方の実情や、候補者本
人の資質等によって、投票行動が決まってくることがあります。

 ですから、例えば、地方区は民主党系候補、比例区は他党の候補
という様に、地方区と比例区で同じ政党に投票しないということが
起こってきます。ですから、マスコミや政党関係者が対立軸を作ろ
うとしても、有権者の意識はまったく違っているのかもしれません。

 さて、参議院選挙ですが、前述したように、衆議院選挙とは意味
合いが違っています。衆議院では権力闘争的な部分が色濃く出る場
合もあるのですが、参議院は6年間という任期も決まっており、本
来であれば、中長期にわたる政策を議論する場とすべきだと考えて
います。

 この点から考えれば、私は政策立案能力のある人が参議院議員に
なるべきだと思っています。国民の皆さんの声を届けますというこ
とをおっしゃる候補者の人たちがおりますが、それは誰に届けるの
でしょうか。それが、行政であれば、官僚政治そのものを肯定する
ことにつながります。

 国会議員は国民の皆さんの声を聞いて法律を作る人たちです。そ
して、その法律に従って、行政を動かす、つまり官僚を使うことに
なります。さらに、参議院は行政監視という役割も担っていますか
ら、官僚が執行していることに対して、きちんとチェックできる人
でなければいけないのです。

 この参議院選挙ですが、どのような人が参議院議員にふさわしい
のか、是非考えてみていただきたいと思っています。私は、まだま
だ不十分ではありますが、前述したことを踏まえ活動してきたつも
りです。次回のメルマガも現職であることを祈りつつ、しばらくお
休みさせていただきます。
                      参議院議員・医師 桜井 充
  
【秘書の想い】
 桜井充秘書小林です。
 ついに明日から選挙戦が始まります。選挙戦を前に、美容院で「
髪型はすっきりさわやかセクスィーに切って下さい」とお願いした
ところ、「すっきりさわやか」になりました。
 さて、大手マスコミの記者さん達が言うには、日本中で数ある選
挙区の中でも宮城選挙区は3本の指に入る大注目選挙区だとか。果
たして7月11日以降も“「秘書」のつぶやき“は発行できるのだ
ろうか!?
 考えてみれば、親分が落選すると即失業。サラリーマン時代から
考えると、議員秘書という仕事は極めてハイリスクな職業です。金
融の世界で6年後に30%の確率でデフォルトする債券というと、
投資するには不適格な債券(いわゆるジャンク債…)です。そうい
う環境にも関わらず、なぜ秘書をしているのかと聞かれる機会が多
々あるのですが、それは、「この世を良くしたい」、という想いの
他ありません。
 この世をよくするため、そして来月また皆様とお会いできるよう
“秘書”だけに“必勝”を期してガツンと頑張ります!(小林太一)