桜井充メールマガジン

メルマガ:「インターネットを用いた選挙活動解禁に向けて」

2010年05月13日 (木) 17:44
 昨日で54歳になった。気分は若いのだが、腰が痛かったり、肩
が上がらなくなったり(50肩に違いない)、おまけに風邪をひい
たりで、年なのだと感じさせられている(笑)。それから、誕生祝の
プレゼントやメールありがとうございました。

 インターネットを用いた選挙活動を解禁するために議論している
のだが、誤解があるようなので、自分の文章で書くことにした。

 私たちは、基本的には全面解禁を目指しているのだが、今回の参
議院選挙に間に合うものと間に合わないものとがある。現実的なこ
とを言えば、法案作成や告知を踏まえると、今考えている案でも、
ギリギリ間に合うかどうかである。

 そのため、法案の作成作業と、各党の了解を得るための作業は同
時平行で行っているだけではなく、見直し規定を設けて、なるべく
早く行うということにしようと思っている。つまり、参議院選挙に
おける解禁は、ゴールではなく通過点なのである。

 メールやツイッター解禁もしたいと思うが、誹謗や中傷メールあ
るいは成りすましをどうやって規制するのだろうか。ツイッターで
は、鳩山総理の成りすましもあり、このことを防ぐ手立てを参議院
選挙までにどうやって構築することができるのかが大きな課題にな
っている。

 メールに関して言えば、選挙期間中禁止されているファクスとの
整合性はどうだろうか。また、法定ビラの枚数を制限するために、
証紙(選挙ではこの証紙というシールを貼らないと期間中に配るこ
とができません)まで貼らされているのに、メールの数には制限は
無くて良いのだろうか。オプトインと言って、ある一定の人たちに
だけ送ることができる方法もあるが、その一定の人たちを選管に登
録するというのだが、選挙までに間に合うのだろうか。

 さらに言えば、選挙活動はどこか特定の政党だけが有利になるの
ではいけない。基本的には全ての政党が公平な条件になるようにす
るためには、本来は十分な準備期間が必要である。

 今、このようなことが議論されている。今私が書いたような問題
点が解決できるのであれば、全面解禁することには異論は無い。い
ずれにせよ、どんな形になるにせよ、今回の参議院選挙から、イン
ターネットを用いた選挙活動を解禁したいと考えている。

                 参議院議員・医師 桜井 充
             http://gree.jp/sakurai_mitsuru

【秘書のつぶやき】
 アメリカのメキシコ湾岸で大規模の原油流出事故が発生し、大き
な環境問題となっています。小生は原油の流出事故を見ると、その
度に思い出すことがあります。
 湾岸戦争の時によくニュース等で取り上げられたペルシャ湾の油
まみれの水鳥のことを覚えていらっしゃいますでしょうか。当時、
「イラクが環境テロにより原油を流出させたからだ!」という報道
がよくなされていました。その結果、反イラクの世論が急騰したの
ですが、実際は、撮影された油まみれの水鳥はイラクによるものが
原因ではなかったのでした。この背景には某国政府とある広告代理
店の存在があり、世論を誘導していたことが議論に上がりました。
某大な情報があふれている社会を生きるうえで、情報やメディアに
流されないようにするためにも、正しい判断力を持たなければなり
ません。
 ところで、今回の原油流出事故には人間の髪の毛を使って油を吸
収させる試みがあるようです。髪の毛には自重の4~6倍の重さの
油を吸い取る力があり、これを生かしているとのこと。驚きです!
(小林太一)
http://gree.jp/28488864