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2017年05月11日 (木) 21:08

桜井充メルマガ:「本当に大丈夫か」


昨日の委員会で、福島特別措置法の一部を改正する法律案が可決された。明日の本会議で成立することになる。委員長として議事を運営しながら質疑を聞いていて、大きな疑問を感じる点があった。
 
本法律案では、市町村による特定復興再生拠点区域を定めることにしているのだが、その要件の一つが、おおむね5年以内に20ミリシーベルト(以下mSv)以下になることとしている。問題はここにある。何故ならば、大震災直後の20mSvと現在では全く違うからである。
 
セシウムには半減期が2年のCs134と30年のCs137とが存在する。半減期が2年という事は、2年経つと放射線量は半分になるという事である。という事は、震災から6年経過しているので、Cs134は8分の1になっている。
 
また、放射線量は半減期の短いCs134の方が多く、Cs134とCs137との比率は5:2である。7mSv地点があるとすると、5mSvはCs134から、2mSvはCs137から放出されている。
 
6年経過するとCs134は8分の1になっているので、Cs134から放出される放射線量は0.625mSvになっている。Cs137の半減期は30年なので、自然減衰を考慮しないと二種類のCsから放出されている放射線量は2.625mSvまで減衰しているのである。つまり、大震災直後からみると放射線量は半分以下になっているのである。
 
問題はここからである。この先は、自然減衰のペースは大幅に減るので、20mSv地点は、何年経っても20mSvであり、大震災直後の20mSvと現在の20mSvでは意味合いが全く違うのである。
 
この基準値は政省令で定めることになっているので、ここでどの程度の水準にするのかが極めて大切である。生涯線量が100mSvを超えると癌の発生率が0.5%増えると言われている。健康被害が起こらないような基準を定める事が重要になることは言うまでもない。
 
 
 
 
 
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
 
 
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書庄子です。
山林火災が相次いでいます。春先は火災が起きやすい時期と言われており、実際に消防庁の統計を見てみると、年間の林野火災発生件数のうち半数以上を3月から5月の3か月間で占めていました。この時期には人が山に入る機会が増え、たき火やたばこなどの火の不始末が起きることが一つの要因であるようですが、大陸から乾燥した高気圧の影響で、火災が大規模化しやすいのも特徴です。
原発事故に伴う帰宅困難地域に指定されている浪江町十万山で起きた山林火災は、人の足が及ばない場所であったために消化活動が難航し、鎮火までに12日間もの日数を要しました。福島県知事はこの事態を受け、避難区域での火災の対応について検討する旨の発言をされていましたが、東日本大震災で「想定外の災害」を経験し、想定外を想像する必要性を痛感したにも関わらず火災への対応が後手に回ってしまった事実には、県だけでなく、国として真摯に向き合っていかなければならないと考えます。(庄子真央)
 
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